はなふさ皮膚科

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HARGカクテル
(成長因子)について

HARGカクテル(成長因子)について

HARGカクテル(成長因子)について

HARGに使われるAAPEパウダーは、成人の脂肪幹細胞(※)を培養し、その脂肪幹細胞を低酸素状態に置いた環境で分泌するタンパク質を精製したものを、滅菌し製剤化したものです。AAPEパウダーは日本向けのものは従来の2倍(すなわち12μg/ml)生体タンパク質が含まれており、より効果的になっています。

(※)成人の脂肪幹細胞とは・・・脂肪組織の中に含まれる幹細胞で、脂肪に分化するのですが、そのほかの細胞にも分化可能な細胞です。
比較的入手しやすいことから、近年美容医療への応用が進んでいます。
他にも幹細胞といえば、骨髄幹細胞なども有名ですが、こちらは皮膚の若返りに対して効果がそれほど高くなく、骨を割って採取するので、患者様の負担も大きなものとなります。


AAPEパウダーには様々な成長因子、サイトカイン(細胞間の伝達物質)が含まれており、肌の若返りの効果が知られるようになりました。
その後、頭皮に注入することで髪の毛を増やす効果あることがわかり、薄毛治療に使われるようになりました。

AAPEの基礎研究における効果

AAPEはErk伝達経路、Akt伝達経路を活性化させることで、培養された毛乳頭細胞を130%増殖させることが知られています。
AAPEは毛包周囲の血流を改善させる成長因子を多数有しており、毛包周囲の血流を改善させ、その成長を促します。
マウスの実験では、HARG療法で毛包を休止期から成長期へ促し、毛を増やすことがわかっています。
またAAPEは酸化ストレスやDHT(AGAの最大の原因と考えられている活性型男性ホルモン)の攻撃から毛包を守ってくれる効果があるとわかっています。

AAPEのマクロ的効果

AAPEは後述する様々な成長因子やサイトカインを通じて、毛包やバルジ領域(※)の血流を改善させ、さらに短くなった成長期を正常化する何らかの役割を果たしています。
AGAや女性型脱毛症では毛周期における成長期が短くなっておりそれが毛の正常化に、AAPEはそれを延長させ、正常な状態に戻す働きがあります。

毛包は皮膚と皮下脂肪に囲まれていますが、AAPEは毛包だけでなく、皮膚や皮下脂肪にも良い影響を与えています。皮膚や皮下脂肪は毛包のベッドと言われている部分ですので、それを再生させることで、間接的にも毛包に影響を与えているのです。

(※)バルジ領域とは毛包の中腹くらいにある領域でそこに幹細胞があり、それが分化し毛包様々なパーツを形図来ることで毛包周期に決定的な影響を果たしていると考えられています。

AAPEに含まれる成長因子およびサイトカイン

AAPEにはVEGF、HGF、PDGF、IGI-1、bFGF、KGF、TGFβなど130種類以上の長因子、サイトカインが含まれています。これらの成長因子は多種多様な働きがあり、それぞれ相互に関係して複雑な働きをしています。
今回、髪の毛への影響についてまとめました。

     
  • VEGF(Vascular endothelial growth factor:血管内皮増殖因子):血管新生を促すことで毛包の成長と毛包のサイズの調整を行なっています。
  •  
  • HGF(Hepatocyte growth factor:肝細胞増殖因子):ヘアサイクルを長くさせる作用があります。AGAや女性型脱毛症ではヘアサイクルが短縮されていることが病態として知られており、それを改善させることで薄毛の治療を改善させます。
  •  
  • PDGF(Platelet-derived growth factor:血小板由来成長因子):毛包を成長期に促しそれを維持させる効果があります。
    AGAや女性型脱毛症では毛包の成長期が短縮することで髪がミニュチュア化、薄くなっていくことが知られていますので、成長期を延ばす効果があるPDGFは薄毛に効果的と言えるでしょう。
  •  
  • IGF-1(インシュリン様成長因子-1):様々な活性のある成長因子ですが、薄毛治療でもキーとなるタンパク質で、毛周期と皮膚の分化をコントロールしています。
  •  
  • bFGF(basic fibroblast growth factor:ヒト塩基性線維芽細胞増殖因子):線維芽細胞、血管内皮細胞、表皮細胞を増殖させる効果があります。間接的に毛包を活性化させると言えるでしょう。
  •  
  • KGH(keratinocyte growth factor:上皮細胞増殖因子):上皮系の細胞の成長因子です。毛母細胞に働き変え、その分化を促し、髪の毛の成長を促すと考えられています。
  •  
  • TGHβ(Transforming growth factor β:トランスフォーミング増殖因子β):様々な細胞の増殖、分裂を調整している成長因子です。

総じてAAPEパウダーの薄毛治療に対する効果をまとめると
・毛包周囲の血管新生、それに伴う血流の増加
・毛包の成長期の延長
・毛包周囲の皮膚、脂肪組織の活性化

と言えるでしょう。

HARG療法と似たような方法で、KGF、FGFなどをそのまま頭皮に打ち込む方法もあり、一見良さそうに見えますが、瘢痕化などの副作用があります。逆にHARG療法にはそのような副作用はありません。
HARG療法に使われるAAPEパウダーには成長因子の暴走を妨げ、バランスを調整するサイトカインが多数含まれているから、と考えられています。

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