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頭皮が痛い!薄毛や抜け毛に発展する?

「何もしていないのに、頭皮が引っ張られるような痛みがある」
「触るとピリピリ痛むことがある」

このような頭皮の痛みがあると、「もしかして、薄毛や抜け毛の前兆では?」と心配になるかもしれません。頭皮に出る痛みははたして本当に薄毛や抜け毛と関係があるのでしょうか。

ここでは、頭皮が痛くなる原因や薄毛と痛みの原因、正しい薄毛の対処方法などをご紹介します。

頭皮が痛くなる原因

頭皮の痛みには、触るとピリピリ痛みが走るものから、何もしていないのに引っ張られるような痛みがあるものまでさまざまです。「頭皮に炎症があると薄毛になりやすい」「頭皮の健康が損なわれると髪の毛に悪い」という話を聞くこともあり、頭皮に痛みがあると薄毛や抜け毛の心配をされる方も少なくありません。

頭皮が痛くなる原因にはいくつかありますので、ここでは代表的な原因について見てみましょう。

頭皮が乾燥している

頭皮を清潔に保とうとする意識が強いあまり、1日に何度も洗髪をしたり洗浄力の強いシャンプーを使ったりしている方もいるでしょう。お肌が乾燥するとヒリヒリするのと同じで、頭皮も乾燥するとヒリつくような痛みを生じます。

もともと頭皮は皮脂分泌が盛んなので乾燥しにくいようにはなっているのですが、誤ったヘアケアをすることで乾燥し痛みを生じてしまうのです。

頭皮が紫外線ダメージを受けている

紫外線はお肌だけでなく、頭皮にも大きな影響をもたらします。頭皮が紫外線にさらされる状態が続くと、ひどいときには頭皮に炎症が起きてしまうことがあるほどです。日焼けした後の肌がヒリヒリするのと同じで、頭皮も日焼けすると痛みを感じてしまいます。

外に長い時間いた後に頭皮の痛みがある場合は、紫外線ダメージを受けてしまった可能性が高いでしょう。

ヘアケア商品で頭皮が荒れている

合わないシャンプーやトリートメントなどは、頭皮に負担をかける原因です。ヘアケア商品に含まれている成分の中に合わないものがあると、頭皮がヒリついて痛みを感じることがあります。

捨てるのがもったいないからと無理して使い続けると、フケが増えたり湿疹ができたりすることもあるため、合わないと思ったら早めに使用を中止することが大切です。

頭皮が炎症を起こしている

自分の目ではなかなか見えないため自覚している方は多くないと思いますが、頭皮も炎症を起こすことがあります。多いのは、頭皮に汚れが残ってしまっているパターンでしょう。

お風呂にあまり入らない方やシャンプーをささっと済ませてしまう方の頭皮は、細菌や真菌が繁殖しやすい状態になっています。繁殖した細菌や真菌が炎症を起こすので痛みの原因となるのです。

また皮脂が頭皮にずっと残っていることにより、ニキビができてしまうこともあります。ニキビをつぶすとそこから炎症が広がってさらに痛みが強くなるので、日頃から頭皮を清潔に保つことが大切です。

頭皮に傷がある

頭皮が荒れていたり細菌や真菌が繁殖していたりすると、どうしても掻きむしってしまうことがあります。掻きむしることで頭皮に細かい傷がつくと、そこが痛みの温床となってしまうのです。とくに荒れやかゆみがないのに痛みがある場合は、シャンプーのときに爪を立てて洗っている可能性も考えられます。

帯状疱疹にかかっている

頭皮に湿疹ができていてピリピリ・チクチクするような痛みがある場合は、帯状疱疹ができている可能性も考えられます。帯状疱疹とはヘルペスウイルスの一種が感染することで起こる皮膚疾患です。頭皮に発疹や水ぶくれができていて痛みもある場合は、早めに皮膚科で診てもらうようにしましょう。

頭皮が痛いと薄毛や抜け毛に発展するリスクがある

頭皮に痛みが生じる理由はさまざまですが、何が原因になっているかにかかわらず、痛みがあることは正常とは言えません。頭皮は髪の毛を支える土台となるものなので、頭皮の健康が損なわれるということは、髪の毛の健康にも影響が出る可能性があると考えられるでしょう。

頭皮に痛みがあるからといって、薄毛や抜け毛に必ずなるわけではありません。しかし髪の毛の健康を考えるなら、頭皮にも気を使うべきです。

AGAと頭皮の痛みに直接の関係はない

頭皮の健康が損なわれることで、髪の毛の健康に影響が出る可能性があるとは言いましたが、薄毛や抜け毛と頭皮の痛みに直接的な関係はありません。つまり頭皮の痛みが薄毛や抜け毛の前兆であるとは言えないのです。

痛みがあっても薄毛にならない方もいれば、痛みがなくても薄毛になる方もいます。なぜ痛みが薄毛や抜け毛と関係がないのかということは、髪の毛が抜ける原因を詳しく見てみるとよく分かります。

AGAは男性ホルモンが原因で発症するもの

男性が薄毛になる原因のほとんどはAGA(男性型脱毛症)です。AGAは男性ホルモンのうち、ジヒドロテストステロン(DHT)が髪の毛の成長を妨げる働きをすることで発症するものです。

ジヒドロテストステロンが髪の毛に働きかけることで、髪の毛が長く太く育っていく成長期の期間が通常よりも短くなってしまいます。

そのため中途半端にしか育っていない髪の毛が増え、薄毛になったり抜け毛が増えたりするのです。ほとんどの薄毛や抜け毛がこのAGAによるものですので、頭皮の痛みはほとんど関係がありません。

頭皮が痛くても男性ホルモンが増えることはない

もし頭皮に痛みが出ることでAGAの原因となるジヒドロテストステロンが増えてしまうのなら、痛みが原因で薄毛や抜け毛が増えることもあるでしょう。

しかし実際は、痛みが原因でジヒドロテストステロンが増えるという報告はされていません。そのため頭皮に痛みがあるからといって薄毛や抜け毛の心配を過剰にする必要はないのです。

薄毛や抜け毛が気になったら早めの治療が大切

痛みがあってもなくても、薄毛が気になり始めたらまずは専門のクリニックで治療を始めることが大切です。痛みの対策をすることも大切ではありますが、痛みを取ったところで薄毛は改善されません。薄毛が気になるのなら、薄毛にフォーカスした対策が最優先です。

塗り薬や飲み薬を使って治療を始めよう

薄毛の原因のほとんどを占めているAGAは、塗り薬や飲み薬によって治療ができます。塗り薬としてはミノキシジルが代表的です。ミノキシジルは短くなってしまった成長期を正常に戻すことで髪の毛がしっかり成長できるようにします。

飲み薬としてはフィナステリド(プロペシア)やデュタステリド(ザガーロ)が代表的です。これらのお薬は、ジヒドロテストステロンの生成を阻害することで発毛のサポートをします。

薄毛や抜け毛は早く治療するほど効果が出やすい

髪の毛は成長期→退行期→休止期というサイクルを回りながら生えたり抜けたりを繰り返しています。AGAを発症すると正常な方なら2~6年もある成長期がわずか100日程度にまで短くなることが特徴です。すると毛周期は正常な方と比べて早く一周することになります。

毛周期には寿命があり、ある一定の回数を回ったらもうそれ以上はサイクルを回らないという性質があるため、AGAを発症したまま放置しておくと、毛周期の寿命がきて治療の効果が出なくなってしまうことがあります。AGAの治療を早めに始めることが大事と言われるのは、このためなのです。

まとめ

頭皮に痛みが出る原因としては、頭皮が炎症を起こしていたり傷ついていたりなどの理由が原因です。「頭皮が痛いと薄毛になる前兆」と思われている方もいますが、痛みと薄毛に直接的な関係はありません。痛みが続くからといって薄毛になるわけではないので安心してください。

もし薄毛が気になるようでしたら、AGA専門のクリニックで早めに治療を始めましょう。治療開始が遅くなればなるほど効果が出にくくなるので、早期治療がとても大切です。

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