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薄毛治療に「メソセラピー」がおすすめできない理由を徹底解説

昨今、薄毛治療の目的で「メソセラピー」が利用される機会が多くなりました。
メソセラピー自体は怪しい治療法ではないのですが、薄毛治療の専門家の目線で言わせていただきますと、薄毛治療のためにメソセラピーを利用することはあまりおすすめできません。
そこで、本記事では「なぜメソセラピーが薄毛治療に適さないのか?」の理由について解説します。

 

メソセラピーと薄毛治療

冒頭でも述べていますが、「メソセラピー」という治療法は医療行為として確立している方法ではありますが、薄毛治療に適しているかというと、そう評価することは難しいといえます。
では、そもそもメソセラピーとはどのような治療法なのかを踏まえたうえで、メソセラピーが薄毛治療には適していない理由について解説します。

 

メソセラピーとは?

「メソセラピー」とは、治療部位に対して薬剤や栄養成分を注射する治療法全般のことを指します。
元々はリウマチや関節炎といった症状の治療法として考案された手法ですが、近年は薄毛治療の分野においても注目されており、「育毛メソセラピー」「毛髪再生メソセラピー」といった名称で薄毛治療の現場で利用される機会が多くなりました。
「メソ」とは「中間」を意味する単語であり、メソセラピーという治療法の名称には「外側から治療する外用薬」と「内側から治療する内服薬」の中間に位置する治療法という意味があります。

 

メソセラピーが薄毛治療に適さない理由

なんとなく「患部に有効成分を直接届けられるのであれば、薄毛治療に効果があるのではないか?」と思われる方もおられると思いますが、薄毛治療の専門家としての立場で考えると、育毛メソセラピーに薄毛治療に対する有効性は乏しいと言わざるを得ないのです。
理由はいくつかありますが、1つ目に「エビデンスが乏しい」という理由が挙げられます。
育毛メソセラピーは医学的な根拠となる論文・発表がなく、つまり本当に薄毛治療に効果があるのかどうかわからない状態で利用されているということなのです。
2つ目の理由は「注入される成分に統一性がない」ことが挙げられます。
メソセラピーでは治療に有効とされる成分を患部に注入しますが、育毛メソセラピーの場合は施術するクリニックごとに独自の成分が使用されており、つまり施術を受けるところによって注入する成分による効果の出方に違いが出てくるということになるのです。
3つ目に「少なからず副作用が発生する可能性がある」ことが挙げられます。
クリニックによっては「メソセラピーは痛みが少なく(軽減できる)、副作用もほとんど出ない」と宣伝しているところもありますが、医療行為である以上はどうしても副作用の発生リスクをゼロにすることはできません。
副作用の出方は施術方法や注入する薬剤の成分、施術を受ける患者さんの健康状態などの条件により異なりますが、場合によっては薄毛治療の効果がほとんど現れず、逆に薄毛の状態がひどくなってしまうような副作用が発生するリスクもゼロとはいえないのです。
このように、育毛メソセラピーには疑問点が多く、本格的に薄毛治療を受けたいと考えている方にはおすすめできません。

 

メソセラピーの料金

メソセラピーの料金は、1回あたり数万円~10万円を超える料金を請求されることになるでしょう。
使用する薬剤がクリニックごとに異なり、基本的に保険が適用されない自費診療であるため、高額な料金が発生することになります。
育毛メソセラピーは1か月に1回のペースで施術を受けることになり、6カ月~1年間は治療を継続することになると思いますので、場合によっては総額で10万円~100万円以上の料金を支払うことになる可能性があると考えられるでしょう。
前述の通り、薄毛治療の専門家の立場からは「メソセラピーは薄毛治療の効果は薄い」といえますので、薄毛治療の効果を見込めない治療法に高額な料金を支払うことはおすすめできません。

 

薄毛治療におすすめのHARG療法

メソセラピーが薄毛治療の効果を見込めないとはいっても、薄毛はコンプレックスの原因になりやすいので、放置することはおすすめできません。
民間的な治療法は薄毛対策としてほとんど効果がないといえますので、薄毛の問題を本格的に解決したいのであれば医学的アプローチが欠かせません。
そこでおすすめしたい治療法が「HARG療法」と呼ばれる治療法です。

 

HARG療法とは?

「HARG療法」とは、メソセラピーと同じく頭皮に直接薬剤を注入して薄毛治療を行う治療法です。
「頭皮に注入する」という点ではメソセラピーと同じですが、最大の違いは「注入する成分」にあります。
HARG療法では150種類以上の成長因子を含んだタンパク質をパウダー化したものを使用しており、クリニックごとに注入する成分が異なるメソセラピーとは違って使用する成分が明確に決められているのです。

 

薄毛治療にHARG療法をおすすめする理由

薄毛治療において、メソセラピーではなくHARG療法をおすすめする理由は「使用する成分が薄毛治療に対して効果的である」ことが挙げられます。
メソセラピーの場合、育毛成分や各種栄養素を配合した薬剤を注入するとはいえ、使用する成分がクリニックごとに異なるため、効果の表れ方や副作用の出方がクリニックごとに評価が大きく分かれる点が疑問視されます。
HARG療法では、成人の脂肪幹細胞から抽出したタンパク質を冷凍乾燥したパウダーを使用することが決められており、このパウダーには150種類以上の成長因子が含まれているのです。
HARG療法は「サイトカイン」という成分により安全性が高く、薄毛治療に対する効果についての論文が発表されているためエビデンスの点においても信頼できる治療法となっています。

 

HARG療法を利用する際に注意したいポイント

HARG療法を利用したいと考える方は、いくつか注意点があることも念頭に置いて検討されることをおすすめします。
1つ目に「痛みを伴う可能性がある」ことです。
使用する治療器具は採用している施術方法により異なりますが、一般的に注射針を使用するため、どうしても痛みを感じるリスクはゼロにはできません。
2つ目に「効果を実感できるまでに時間がかかる可能性が高い」ことです。
HARG療法によって薄毛を改善したと実感できるまでには、個人差はありますが短くても3~4か月ほど治療を受ける必要があることは念頭に置く必要があります。
3つ目に「治療費が高額である」ことです。
メソセラピー同様に薄毛治療なので自費診療つまり保険が適用されないため、6回の施術で50万円前後の料金が発生することを覚悟しなければならないでしょう。

 

HARG療法に関するよくある質問

HARG療法を検討されている方からの質問で頻度が高いものというと「女性でも効果があるのか?」と「副作用はあるのか?」の2つが挙げられます。
まず「HARG療法は女性でも効果があるのか」については、女性でも効果があることが認められています。
AGA治療薬として有名な「フィナステリド」は女性に対して処方できませんが、男女ともに効果が見込める成長因子を利用するHARG療法は女性でも問題なく利用可能です。
2つ目の「副作用」については、リスクは少ないですが軽度の副作用(内出血など)は発生し得ると考えた方が良いでしょう。
その他に気になることがあれば、HARG療法を利用できるお近くのクリニックに相談してみてください。

 

まとめ

メソセラピーだけが薄毛治療ではない!まずはクリニックに相談を

メソセラピーは使用する成分などの問題で薄毛治療に効果が見込めるとは考えにくく、本格的に薄毛治療を受けたいと考える方にはHARG療法をおすすめします。
「注射する」という点などで不安を感じる方も少なくないと思いますが、まずはお近くのクリニックに相談して、不安や疑問を解消してからHARG療法を利用すると良いでしょう。

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