薄毛に悩んでいる方は「薄毛対策」を始めようと、インターネットなどでさまざまな情報を調べるでしょう。
特にインターネットはさまざまな情報を検索できますが、中には間違った情報が拡散されていることも珍しくありません。
薄毛対策の方法にも間違った方法があり、間違った薄毛対策を続けてしまうと逆に薄毛が進行してしまうのです。
そこで、本記事では間違った薄毛対策がどのようなものであるのかを解説し、正しい薄毛対策を選択できるように解説します。
目次
1.間違った7つの薄毛対策
1-1.「頭を洗わない」のはNG
1-2.「頭を洗いすぎる」のはNG
1-3.「成分に問題のあるシャンプー」を使っているのはNG
1-4.「頭皮マッサージのやりすぎ」はNG
1-5.「白髪なら薄毛対策は必要ない」はNG
1-6.「栄養に頼りすぎる」のはNG
1-7.「育毛」と「発毛」を間違っているのはNG
2.正しい薄毛対策のためには?
2-1.民間的な方法では限界がある
2-2.医学的なアプローチが重要
2-3.薄毛治療が可能なクリニックに相談するのが一番!
3.まとめ:間違った薄毛対策は絶対に避ける!クリニックに相談して薄毛治療を
間違った7つの薄毛対策
この記事をご覧になっている方の中には、以下のような薄毛対策を実行している方もおられるかもしれません。
しかし、ここで紹介する7つの方法は「間違った薄毛対策」であるため、すぐに中止することをおすすめします。
「頭を洗わない」のはNG
薄毛対策になるとして「頭を洗わない」のは間違った認識です。
これは、頭を洗うことによって抜け毛が発生すると思い込んでいる方が多いことが原因なのでしょう。
確かに、頭を洗うと抜け毛が目立つかもしれません。
しかし、人間の体というものは何もしなくても1日に50~100本ほど髪の毛が抜けます(季節や体調によって多少変動)。
つまり、頭を洗った際の抜け毛は、頭を洗わない場合は別のタイミングで抜けているということです。
頭を洗うことによって抜け毛が増えるというのは、間違った認識になります(変な頭の洗い方をすれば抜け毛が増えるかもしれませんが)。
むしろ、頭を洗わないことによって頭皮環境が悪化すれば、それが薄毛の原因になる可能性が高いです。
薄毛の進行を抑えるためにも、きちんと頭を洗ってください。
「頭を洗いすぎる」のはNG
薄毛対策になるとして「頭を洗いすぎる」のも間違った認識です。
前述の通り、頭をきちんと洗う習慣を身に着けることは薄毛対策になります。
しかし「洗いすぎる」となれば、逆に薄毛を進行させてしまう原因になりかねません。
そもそも「頭を洗う」というのは、頭皮の汚れや過剰な皮脂を洗い流し、頭皮の環境を良好に保つ目的で行われます。
しかし、頭を洗う際に使用するシャンプーは、頭を洗う頻度が多いと「頭皮を守るために必要な量の皮脂」まで洗い流してしまうのです。
そのため、頭を洗いすぎると頭皮環境が悪化してしまい、抜け毛を増やす原因になります。
頭を洗う頻度は1日1回で十分ですので、それ以上の頻度で頭を洗っている場合はすぐに減らすことをおすすめします。
「成分に問題のあるシャンプー」を使っているのはNG
薄毛対策としては「成分に問題のあるシャンプー」を使用することは避けた方が良いでしょう。
たとえば「ラウリル硫酸ナトリウム」や「ラウレス硫酸ナトリウム」といった成分は、洗浄力が期待できる成分ではありますが、体質によっては過剰に反応して頭皮の肌荒れの原因になりかねません。これらの濯ぎ残した場合に肌荒れが問題になります。きちんとすすいだ場合はほとんど問題になりません。
基本的に「この成分は絶対にNG」という成分がシャンプーに配合されているよりも、体質的に相性が良くない成分に注意するべきという認識を持っておきましょう。
そのため、シャンプーを変えた際に薄毛が気になり始めたら、そのシャンプーが体質的に合っていなかった可能性が考えられます。
また、「頭皮に良いシャンプー」というのも、あまり過剰に期待しない方が良いでしょう。
「スカルプシャンプー」や「育毛シャンプー」といったシャンプーは、名前がなんとなく髪の毛に良さそうなイメージがあると思いますが、薄毛の状況次第では期待するほどの薄毛対策効果が実感できない可能性もあるのです。
間違ったシャンプー選びと、シャンプーの成分に期待しすぎる間違った認識は、薄毛対策を間違った方向へと導くことになるでしょう。
「頭皮マッサージのやりすぎ」はNG
薄毛対策になるとして「頭皮マッサージをやりすぎる」のは間違った認識です。
確かに、薄毛対策として頭皮マッサージを実行すること自体はあまり問題になるケースはありませんが、問題なのは「やりすぎ」であることにあります。
頻度が多かったり、力加減が強すぎたりすると、頭皮を傷つけてしまい、薄毛が進行する原因になりかねません。
できれば皮膚科医などの専門家のアドバイスを受けたうえで、適切な頭皮マッサージを実行することをおすすめします。
「白髪なら薄毛対策は必要ない」はNG
薄毛対策をやめる原因として「白髪になったから薄毛にはならない」という認識は間違った認識です。
一昔前は、高齢になると頭髪について「薄毛か、白髪か」の二択だという認識がありました。
確かに、白髪であり薄毛ではないという高齢者も少なくありませんが、そもそも「白髪」と「薄毛」には因果関係はありません。
薄毛と白髪はそれぞれ別の要因によって進行しますので、白髪であれば薄毛にはならないという認識は間違いです。
つまり、白髪であり同時に薄毛でもあるという方は少なくありません。
「自分は白髪が増えてきたから薄毛にはならないだろう」という認識をお持ちの方は、ご自分も薄毛のリスクが残されていることを認識して、必要な対策を始めることをおすすめします。
「栄養に頼りすぎる」のはNG
薄毛対策として「栄養・食事」に頼りすぎることは間違った認識です。
よく「髪の毛にはこの栄養が良い」とアピールするコマーシャルやネット記事を見かけます。
確かに、健康的な髪の毛には、その材料となる「たんぱく質」などの栄養は欠かせません。
過剰なダイエットなどを原因として栄養不足に陥ると、薄毛の原因になる可能性が高まります。
しかし、その逆の考え方として「栄養さえ整っていれば薄毛にはならない」ということではないのです。
薄毛の原因は栄養不足の他にもさまざまな要因が考えられるため、栄養とは無関係な要因によって薄毛になる場合、どれだけ健康的に栄養を摂取していたとしても薄毛の進行を止めることは難しいでしょう。
薄毛対策の土台として健康的な食事・バランスの良い栄養補給は維持しつつ、本格的な薄毛対策のためには別のアプローチを模索する必要があるのです。
「育毛」と「発毛」を間違っているのはNG薄毛対策のよくある間違った認識として「育毛」と「発毛」をごちゃまぜに考えてしまうケースがあります。
・育毛:残存している髪の毛の成長を助け、太く長く抜けにくい髪に育てること
・発毛:抜け落ちた髪を、再び生えてくるようにすること
このように、どちらも自分の髪の毛に対するアプローチではありますが、具体的な方向性は大きく異なります。
そのため、薄毛の進行状況によっては育毛では不十分であり、発毛を意識しなければならなくなるでしょう。
ですが、育毛と発毛をごちゃまぜに認識していると、ご自身の薄毛の状況に合っていない方法を実践してしまうリスクが高まります。
育毛と発毛は正しく認識し、ご自身の薄毛の状況に合わせた薄毛対策を実行する必要があるのです。
正しい薄毛対策のためには?
上記のように、間違った薄毛対策は薄毛の進行を止められないどころか、逆に薄毛を侵攻させてしまうリスクも持ち合わせています。
では、正しい薄毛対策のためには何が必要なのでしょうか。
民間的な方法では限界がある
テレビ番組やネット記事では、さまざまな薄毛対策が宣伝されています。
民間的な方法は手軽に実行できる点を魅力に感じる方も少なくありませんが、そのほとんどは医学的な見方をすると十分な薄毛対策にならないのです。
医学的なアプローチが重要
民間的な薄毛対策では不十分な方の場合「医学的なアプローチ」で薄毛対策を行う必要があります。
医学的な薄毛対策では、生活スタイルに対するアプローチだけでなく、医薬品の力を借りることで薄毛の進行を止めることができる可能性があるのです。
人によっては「医学的な薄毛対策をしているから」という安心感が精神的に良い影響を及ぼし、薄毛対策に少なからず良い影響を及ぼすケースもあります。
薄毛治療が可能なクリニックに相談するのが一番!
医学的なアプローチで薄毛対策を進めるためには、薄毛治療の専門家であるクリニックに相談するのが一番です。
本格的な薄毛治療は、民間的な薄毛対策では効果のなかった方でも薄毛の進行を止め、本来持っている発毛力を取り戻すことができる可能性があります。
「クリニックに相談するのは恥ずかしい」と感じる方も少なくありませんが、薄毛はコンプレックスになる可能性もあり、場合によっては生活の質を大幅に落とす可能性もあるでしょう。
そうなる前に、薄毛に悩み始めたら早めにクリニックに相談し、適切な薄毛治療をスタートすることをおすすめします。
まとめ:間違った薄毛対策は絶対に避ける!クリニックに相談して薄毛治療を
間違った薄毛治療は、逆に薄毛の進行を早めてしまうリスクもあります。
正しい薄毛対策だけを実行し、薄毛の悩みを少しでも解消しましょう。
民間的な方法ではどうしても限界がありますので、本格的に薄毛対策をしたいのであればクリニックに相談して、最適な薄毛治療をスタートしてください。