はなふさ皮膚科

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AGAと生活習慣の関係性

生活習慣のイメージ

「食生活が乱れていたから薄毛になったのかな」
「もしかしたらストレスのせい…」

ボリュームが少なくなった髪の毛を見て、このようなことを考えてはいないでしょうか。男性が薄毛になる原因のほとんどはAGA(男性型脱毛症)です。AGAになる原因について調べてみると、生活習慣が原因でAGAが進行するというような内容のものを多く見かけます。

本当に生活習慣がAGAを進行させるのか、AGAを改善するためには何をしたらいいのかをここではご紹介します。

AGAのリスクを高めると言われている生活習慣

「◯◯がAGAの原因だ」と言われている事柄は、探してみるとキリがないほど出てきます。ここでは、とくに私たちの生活に身近な生活習慣についてAGAとの関係性を見てみましょう。

睡眠不足

寝ている間、とくに22時から2時の間で成長ホルモンが分泌されることから、睡眠不足は髪の毛に悪いと言われています。

成長ホルモンと聞くと身長を伸ばすためのホルモンというイメージも強いですが、実は炭水化物や脂質、たんぱく質の代謝にも関わっているホルモンです。睡眠不足になると成長ホルモンの分泌量が減るため、髪の毛にも影響が出ると考えられています。

バランスの悪い食事

髪の毛や皮膚など、私たちの体はすべて食べたものから作られています。食べるものが悪ければ当然、そこから作られる髪の毛や皮膚の質も悪くなってしまうことは想像できるでしょう。良い材料がなければおいしい料理が作られないのと同じです。

とくに髪の毛は、
約80%がたんぱく質からできていることもあり、たんぱく質が不足すると髪の毛の健康にも影響が出ると考えられています。この他に、血行を良くするビタミンAやビタミンE、皮膚を健康に保つために必要なビタミンB群なども重要な栄養素です。

飲酒

アルコールの飲みすぎが薄毛を進行させる、というのも良く聞く話です。肝臓がアルコールを分解する場所であることはご存知の方も多いでしょう。アルコールを飲むと、肝臓がせっせと働いて分解してくれます。

しかし肝臓は、食事から摂った栄養素を分解したり合成したりする場所でもあるのです。そのためアルコールを飲みすぎると、栄養素の分解や合成に割く肝臓の余力がなくなり、結果として髪の毛の成長にも影響が出てしまうと考えられています。

喫煙

タバコに含まれているニコチンは、血管を収縮させる働きがあります。血管が収縮すると血管の通り道が狭くなるので、血液の流れも悪くなってしまうものです。すると髪の毛の成長に必要な栄養素が十分に届かなくなり、健康な髪の毛が育たなくなると考えられています。

ストレスをためる

ストレスで薄毛になったという話も良く聞くものですね。過剰なストレスは自律神経のバランスを乱れさせ、血管を収縮させることもあります。血管が収縮すると血液の流れが悪くなるので、喫煙のときと同様に髪の毛の成長に必要な栄養素が運ばれにくくなってしまうのです。

運動不足

運動すると、汗と一緒に男性ホルモンが外に出されるから薄毛対策に良いという俗説もあります。逆に言えば、運動不足だと男性ホルモンが体にたまりやすくなるとも取れるでしょう。また上手にストレス発散ができないため、薄毛につながるという俗説もあります。

そもそもなぜAGAになるのか

生活習慣とAGAの関係性について調べてみると、さまざまな要因が影響していることがわかります。これだけたくさんの事柄が影響しているとなると、原因を特定することが難しく感じてしまうかもしれません。しかしAGAの原因はすでにしっかりとわかっています。

男性ホルモンが原因

AGAは男性ホルモンが原因で発症します。睡眠不足でもなければ食生活の乱れでもありません。原因は男性ホルモンです。男性ホルモンのうち、ジヒドロテストステロン(DHT)がAGAを進行させる犯人です。

髪の毛が健康に育つためには、髪の毛が成長してから抜けるまでの毛周期サイクルが正常に回っていく必要があります。しかしジヒドロテストステロンは、髪の毛が長く太く伸びていく時期にあたる成長期の期間を短くしてしまう働きがあるのです。ジヒドロテストステロンの影響を受けた髪の毛は、まだ髪の毛が成長しきれていない状態で成長を止めてしまいます。だから髪の毛のボリュームがだんだんと減っていき、薄毛が目立つようになるのです。

AGAのなりやすさはほとんど体質

ジヒドロテストステロンの影響でAGAになりやすいかどうかは、生活習慣の影響で決まるものではなくほとんどが体質です。遺伝が関係しているという研究もあります。

ただし、AGAに関連する遺伝子そのものはハッキリと解明されている状態ではありません。とはいえ、ジヒドロテストステロンの作られやすさや働きやすさは、個人の体質によるものです。

寝不足の生活が続いたから、食生活が悪かったからといって、AGAを進行させるほどジヒドロテストステロンに影響が出るとは考えられません。

AGAと生活習慣は関係ない

結論としましては、生活習慣が直接AGAを進行させることはありません。原因はジヒドロテストステロンですので、生活習慣を変えたとしてもAGAを改善させることは難しいでしょう。

しかし、食事バランスに気をつけたり睡眠時間を確保したりすることが健康に良いことは間違いのないことです。そのため、健康を気遣って生活習慣を整えることはぜひ続けていきましょう。

ただしAGA以外の脱毛、たとえば円形脱毛症や栄養不足、ホルモンバランスの変化などによる脱毛は生活習慣を見直すことで改善されることもあります。

自分の薄毛がAGAなのか、それとも違うものが原因で起こっているのかを見極めるためにも、早いうちにクリニックを受診しておくと安心ですし、正しい治療につなげることができます。

AGAを改善したいなら治療を始めよう

AGAは治療せずに放っておいても症状が治まることはありません。また、治療が遅くなるほど効果が出にくくなることもわかっています。薄毛が気になり始めたら、できるだけ早めにクリニックを受診して治療を始めましょう。

塗り薬

ミノキシジルが配合された塗り薬は、薬局やドラッグストアでも購入できる治療薬です。ミノキシジルには毛周期を整える働きがあります。そのため、短くなった成長期を元に戻すことで髪の毛の成長を促してくれるのです。

またミノキシジルは、クリニックで処方してもらうこともできます。薬局やドラッグストアで売られているミノキシジルは決して安いものではありませんので、AGAかどうかを確認する意味も含めてクリニックでぜひご相談ください。

飲み薬

ジヒドロテストステロンが作られるのを抑える、フィナステリド(プロペシア)やデュタステリド(ザガーロ)の飲み薬もあります。テストステロンというまた別の男性ホルモンに5αリダクターゼ(5α還元酵素)が働くことで、ジヒドロテストステロンは作られるものです。

飲み薬でこの5αリダクターゼの働きを抑えることで、ジヒドロテストステロンが作られないようにします。

まとめ

薄毛を進行させる生活習慣として、睡眠不足や食事バランス、飲酒や喫煙などが関係していると言われています。しかしこれらの生活習慣が直接AGAを進行させることはありません。AGAは男性ホルモンの1つであるジヒドロテストステロンが原因で起こるものです。

そのためAGAを改善するには、生活習慣の改善よりもクリニックできちんとした治療を受けることがもっとも重要になります。塗り薬や飲み薬の他に、ここでは紹介していませんがHARG療法といった治療方法もありますので、自分に合う方法でまずは治療を始めてみましょう。

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