はなふさ皮膚科

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AGAと正常な抜け毛はどうやって見分ける?

「近頃、抜け毛が増えてきたみたいだけど、これってAGAなの?」
「ただの抜け毛とAGAの違いは何?」

抜け毛が増えてくると、AGAという言葉が頭をよぎる方も多いでしょう。しかし、ただ抜け毛が増えているだけなのか、それともAGAを発症しているのか区別がつかず正しい対策ができていない方もいます。

ここではAGAの初期症状や正常な抜け毛との違い、AGAだった場合の対処方法などをご紹介します。

AGAで見られる代表的な初期症状

まずはAGAを発症した場合によく見られる、代表的な初期症状を見ていきましょう。AGAになると、明らかにこれまでとは違う症状が出てきます。いかに初期の段階で治療を始められるかが大事になってくるので、次のような症状があったら早めにクリニックで相談することがおすすめです。

枕元に抜け毛がたくさんある

朝起きたら枕元に抜け毛が大量にある、というのはAGAを発症した方から頻繁に聞きます。おそらくほとんどの方が体験することではないでしょうか。数本程度であれば誰でも抜けるものですが、AGAを発症している方は枕元に何十本もの髪の毛が落ちています。
枕カバーと髪の毛の間とで摩擦が生じることで抜けることから、枕に原因があるのではと思い、枕を変える方もいるようです。しかし根本的な理由は枕ではなく頭皮環境にあるので、枕を変えても抜けが減ることはありません。

シャンプーすると髪の毛が大量に抜ける

1日のうちでもっとも髪の毛が抜けやすいタイミングはシャンプーのときです。シャンプーするときはどうしても髪の毛に力が入るので、抜け落ちやすくなります。

正常な方でも1日で50~100本程度は抜けるので過剰に心配する必要はありませんが、これが300本や400本にまで増えると要注意です。

シャンプー時に抜ける髪の毛の本数を1.5~2倍にした数が1日に抜ける本数の目安となるので、抜け毛が気になる方は一度チェックしてみてください。

髪の毛にハリやコシがなくなる

AGAは抜け毛が増えるだけではありません。まだ抜けていない髪の毛も少しずつ細く短くなっていきます。そのため髪の毛をセットするときに「コシがない」「セットしにくい」と感じることもあるでしょう。セットしてもボリュームが出にくくなったと感じる場合は、AGAの可能性があります。

AGAではない抜け毛の特徴

次に、AGAではない方でも見られる抜け毛の特徴について見ていきましょう。AGAとはまた違った抜け方をします。

局所的に脱毛が見られる

ある一定の部位だけ抜け毛がひどくなる場合は、AGAの可能性は低いと考えられます。いわゆる円形脱毛症は、局所的に脱毛が見られる典型例です。AGAの場合は髪の毛が全体的に薄くなり、生え際や頭頂部で抜け毛が観察されます。

一方で円形脱毛症は、全体のボリュームは変わらず一部分だけ抜けていくものです。局所的な脱毛が見られる場合はAGA以外のものが原因で薄毛になっていると言えるでしょう。

頭皮にかゆみや炎症がある

頭皮にアトピーができたり、マラセチア菌に感染して炎症を起こしたりしている場合も抜け毛が増えることがあります。頭皮にかゆみや炎症があって、なおかつ抜け毛もある方はAGA以外の理由も疑ってみましょう。

AGAと正常な抜け毛の見分け方

では、どうすればAGAなのか、それとも誰にでも見られる正常な抜け毛なのかを見分けることができるのでしょうか。AGAには脱毛のパターンがありますので、どこから抜け始めたのかを見ることで判断ができます。またAGAを発症している方の髪の毛にも特徴がありますので、そちらで見分けることも可能です。

頭頂部や生え際に抜け毛が見られる

AGAは、必ず額の生え際か頭頂部のどちらかから抜け毛が進行します。生え際から脱毛が進むものはいわゆるM型、頭頂部から進むものはO型です。生え際と頭頂部のどちらかだけが脱毛するパターンもあれば、両方から脱毛が進行していくパターンもあります。

脱毛パターンはハミルトン・ノーウッド分類によってⅠ~Ⅶ型まで分けられていることが特徴です。この分類と照らし合わせてみて、当てはまるものがあればAGAの可能性が非常に高いと言えます。

抜けた髪の毛が細くなっている

抜け毛が増えてきて「AGAかな?」と心配になったら、抜けた髪の毛の太さをチェックしてみてください。耳の周りや首の上あたりに生えている髪の毛はAGAの影響を受けにくい場所なので、そこに生えている髪の毛と抜け毛を比べてみると違いが分かりやすいです。

AGAの影響で抜けた髪の毛は、どれも通常より細くなっています。全体的に細くなっているもの、毛先へいくにつれて細くなっているものなどはすべてAGAの可能性があると見ておきましょう。

抜け毛の毛根に膨らみがない

髪の毛の太さ以外に、もう一つ分かりやすい指標があります。それは毛根の太さです。毛根とは頭皮に埋まっている部分のことで、髪の毛の根元にある少し膨らんだ部分を指します。

健康な方の毛根は、しっかりと膨らみがあるのですが、AGAの方の毛根はほっそりと痩せ細っていることが特徴です。中には膨らみがほとんどなく、根元から毛先まで平坦になっている場合もあります。毛根の膨らみがなくなることは、AGAの代用的な症状ですので髪の毛の太さをチェックするときに同時に毛根の様子もチェックしてみましょう。

抜け毛の本数が通常より増えている

髪の毛は全部で約10万本あり、そのうち50~100本が1日で抜けます。ただし抜け毛の量は季節によって変動するため100本以上抜けても異常ではないケースもあるものです。8~11月ごろは200本以上抜けることもあります。そのため抜け毛の本数が250~300本以上になったら危険サインと捉えましょう。

AGAは早めに治療しないとどんどん進行する

枕元に落ちている抜け毛の量が増えた、シャンプーで大量に抜けるなどの症状が出たら、できるだけ早めの対策をおすすめします。AGAの治療が遅くなると、治療効果が思うように出ないことがあるからです。

毛周期サイクルには限界がある

髪の毛には毛周期というものがあります。長く太く育つ成長期、抜ける準備をする退行期、抜けていく休止期の3つのサイクルを回っていくことが特徴です。実はこのサイクルを回る回数には限りがあることが分かっています。

AGAを発症してしまうと成長期が極端に短くなるため、通常よりも毛周期が早く回っていきます。するとその分だけ早く毛周期の寿命が来てしまい、何をやっても髪の毛が生えてこなくなるのです。つまり毛根が死んでしまった状態と言えます。毛根が働かなくなると、いくら治療をしても髪の毛は生えてきません。

飲み薬や塗り薬で治療を始める

AGAの治療は毛根が生きているうちに始めることが鉄則です。主な治療方法としては飲み薬や塗り薬が挙げられます。飲み薬はフィナステリド(プロペシア)やデュタステリド(ザガーロ)が代表的です。どちらもAGAを進行させる原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑える働きをもちます。塗り薬は短くなった成長期を正常に戻すミノキシジルがメジャーです。

HARG療法を行う

髪の毛の成長に必要な成長因子を頭皮に直接注入していく治療です。塗り薬や飲み薬で効果が出なかった方でも発毛することがあり、副作用も出にくいことから注目を集めています。

まとめ

抜け毛がAGAによるものなのかを調べるためには、髪の毛や毛根の太さ、抜け毛が生じる部位などをチェックする方法が一般的です。生え際や頭頂部から抜け毛が進行していたり、髪の毛や毛根が細くなったりしている場合はAGAを疑ってみましょう。AGAは早めに治療をすることで発毛効果が出やすくなりますので、「もしかして…」と思った時点で早めに医療機関を受診することが大切です。

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