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本当に効果がある薄毛治療とは?

薄毛にはあの成分が良い、このシャンプーが良いとさまざまな「薄毛に良いとされる治療方法」が世の中にはあふれかえっています。

しかし中には、せっかく続けても効果があまり見られないものも残念ながらあるものです。ではどの治療方法なら本当に効果があるのでしょうか。効果がある治療方法を見分ける方法と一緒にご紹介します。

薄毛は治療で治せる

男性の薄毛の8割はAGA(男性型脱毛症)です。早い方ですと20代で発症し、年齢が上がるにつれて薄毛に悩まされる男性は増えていく傾向にあります。実はこの薄毛、治療によって治すことが可能です。

ただし、どんな治療でも良いというわけではありません。きちんと効果が認められている方法でなければ、手間も時間もお金もすべてが水の泡になってしまいます。正しい治療を行えば薄毛は治せるけど、間違った方法を続けても効果が出ない。それが薄毛治療の基本です。

効果がない治療方法に注意

薄毛に悩む男性がすっと手を出しやすい治療方法の中にも、きちんとした効果が出ないものはたくさんあります。その中でもよく見かける治療をまずは見ていきましょう。

頭皮マッサージ

薄毛になるのは頭皮の血行が悪いせいだ、という話を聞いたことが一度はあるでしょう。血流が悪くなると髪の毛の成長に必要な栄養素が運ばれにくくなるので、髪の毛に悪いという理論です。だから頭皮マッサージをして血行を良くすれば、髪の毛にいいと言われています。考え方として100%間違っているとは言い切れないでしょう。

しかし頭皮マッサージだけで薄毛を治せるかと聞かれたら答えは間違いなくNOです。もし本当に血流の悪さが薄毛の原因となるのなら、寒い地域に住んでいたり喫煙したりする方で薄毛になる割合が多く見られるはずです。頭皮マッサージは血行を良くして髪の毛が成長しやすい環境を手助けする働きはありますが、薄毛だけでAGAを治療してもほとんど効果はありません。

育毛剤

驚く方もいるかもしれませんが、育毛剤を使っても髪の毛は生えてきません。育毛という言葉がついていることから、どうしても髪の毛が生えてきそうなイメージを抱きがちです。しかし髪の毛を生やせるのは、育毛剤ではなく発毛剤。まったく違うものなのです。

育毛剤は今ある髪の毛を健康にしたり頭皮の状態を整えたりする役割をもっています。どんなに高い育毛剤を使ったとしても、髪の毛を増やすことは難しいでしょう。

サプリメント

髪の毛に良いと言われる成分を配合したサプリメントも多く見られます。ハーブが入っているものから亜鉛を含むものまで種類はさまざまです。しかし育毛をうたうサプリメントも治療には効果がありません。なぜなら、そもそもサプリメントには法律上、効果がある成分を配合できないからです。

人体に及ぼす作用がある場合は、サプリメントとしてではなく医薬品として承認されます。こういった法律によるルールがあるので、サプリメントに効果は期待できません。サプリメントのパッケージを見ても、どこにも「薄毛に効果がある」とは書かれていないはずです。

シャンプー

とくにスカルプケア用のシャンプーはいかにも効きそうな雰囲気が漂っています。値段も普通のシャンプーと比べると何倍もしますし、CMやパッケージを見ても効きそうなイメージを持ちやすいです。しかしこういったスカルプシャンプーも、薄毛治療には効果がありません。頭皮環境を整えることはできるかもしれせんが、髪の毛が増えることは考えにくいものです。

薄毛に効果がある治療方法とは?

では逆に、どのような治療であれば薄毛に効果があるのでしょうか。ここでは代表的な3つの治療についてご紹介します。

フィナステリド

フィナステリドは、プロペシアという商品名で販売されているお薬です。男性ホルモンの1つである、ジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑えます。薄毛の原因の多くを占めるAGAは、このジヒドロテストステロンが髪の毛の成長を妨害することで起こるものです。

フィナステリドは薄毛への治療効果もしっかりと実証されています。414名の男性を対象としたランダム化比較試験では、1mg/日を2年続けたグループで68%、3年続けたグループで78%の方に改善が見られました。これとは別に3927名の男性に行った試験でも、フィナステリドはプラセボを服用した方と比べて脱毛部の硬毛化が多く見られる結果となっています。

このようにフィナステリドは薄毛に対する治療効果がしっかりと認められているのです。そのため日本皮膚科学会が定めた治療の推奨度では、もっとも上位となるA(行うよう強く勧める)に分類されています。

ミノキシジル

ミノキシジルは毛周期を正常に整えて発毛を促進する成分です。AGAの方は髪の毛が太く長くなる成長期の期間が著しく短くなっています。つまり十分に髪の毛が成長しきれない状態で、成長が止まる退行期や休止期に移行してしまうわけです。ミノキシジルは短くなった成長期を正常にすることで、髪の毛が育ちやすい環境に戻していきます。

ミノキシジルには飲み薬と塗り薬の2種類あることが特徴です。塗り薬は市販でも買えることから、使ったことがある方もいるのではないでしょうか。塗り薬を使って発毛の効果を調べたところ、プラセボと比べるとベースラインよりも平均で20.90本も毛髪数が増えました。薄毛の治療効果が認められていることから、ミノキシジルの塗り薬も推奨度Aに分類されています。

一方で飲み薬は多毛症や心拍数増加、動悸や息切れ、ムダ毛が増えるといった副作用が多いことが特徴です。近年低容量のミノキシジル内服薬の発毛効果と安全性を示すデータが海外から発表され注目を集めていますが、日本ではまだ十分なエビデンスはなく、試験的に使用されているというのが現用です。つまりミノキシジルはミノキシジルでも、塗り薬なら十分なエビデンスがあり、内服に関してはまだ研究段階と考えていただくといいと思います。

HARG療法

HARG療法とは、AAPEパウダーを溶解したものを頭皮に直接注入する治療法です。
AAPEパウダーにはVEGF、HGF、PDGF、IGI-1、bFGF、KGF、TGFβなど130種類以上の成長因子、サイトカインが含まれており、それらの働きにより発毛を促します。
フィナステリドやミノキシジルなどの治療薬が体に合わなかった方でもチャレンジしやすい治療だと言えます。
実際にHARG療法を行った治療には3万例以上の実績があり、効果の確認もされています。副作用も起こりにくいため、安全かつ効果のあるAGA治療を行いたい場合は、HARG療法をおすすめします。

本当に効果がある薄毛治療を見分ける方法

薄毛の治療に効果があるものとして、今回はフィナステリドやミノキシジル、HARG療法を挙げました。一見すると効果がありそうなサプリメントやシャンプー、育毛剤はなぜ効かないのでしょうか。効く治療と効かない治療を見分ける目安として、「ランダム化比較試験」が行われているかどうかが関係します。

ランダム化比較試験とは、簡単に言えば効果を調べたいものを使うグループと、調べたい成分とは違うものを使うグループとにわけて効果を比較していく試験のことです。たとえばフィナステリドの効果を調べたいのなら、フィナステリドを服用してもらうグループと、フィナステリド以外を服用してもらうグループにわけて観察していきます。そして、患者様はランダムにどちらかのグループに振り分けられ、医者も患者様もどちらのグループに入ったか分からない状態で試験をしていくのがランダム化試験の肝です。このようにして比較していくことで、信頼性の高いデータを得ることができるのです。

まとめ

薄毛治療に良いとされる方法やアイテムは非常に多くありますが、本当に治療効果があるとされているのは思いのほか少ないものです。簡単に効くか効かないかを見分けるのなら、医薬品かそうでないかを見ると判断しやすいでしょう。またランダム化比較試験が行われた上で有効性が実証されているのかを見るのも良い方法です。効かない治療を続けても意味がありませんので、しっかりと見極めて治療していくことが重要となります。

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