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AGA治療薬の個人輸入のリスク

AGAの治療を安く始めたいとは思いながらも、費用がネックで治療に踏み切れない方もいるかもしれません。飲み薬1種類だけでも1か月分で5,000~20,000円ほどかかるため、治療費が高いと感じてしまうのは仕方のないことです。
しかしだからといって、安易に安く手に入る個人輸入薬を使うのは危険が伴います。
AGA治療薬を個人輸入するリスクについて、今回は詳しく解説していきます。

AGA治療薬は個人輸入でも購入できる

誰でもインターネットを使って気軽に買い物ができるようになった今、医薬品ですらも個人で輸入できるようになりました。
花粉症の薬やピル、抗不安薬、そしてAGAの治療薬も例外ではありません。

医療機関で処方してもらえるAGA治療薬のほとんどは、個人輸入でも手に入ります。

・フィナステリド
・デュタステリド
・ミノキシジル

AGA治療薬の中でもメジャーなものは、簡単に手に入ってしまうのです。
ミノキシジルにいたっては、ローションの場合、国内では最大で濃度が5%のものしかありませんが、個人輸入ですと7%や15%とかなり濃度が高いものも購入できます。

ドラッグストアでミノキシジルのローションを買おうとすると、5%のものなら1本で7,000円以上しますが、個人輸入ならわずか2,000~3,000円 です。
これにフィナステリドやデュタステリドをつけても月々5,000円ほどで済む ので、かなり安くAGA治療薬を手に入れられることがわかります。

AGA治療薬を個人輸入するリスク

医療機関で処方してもらうのと比べて、個人輸入だと半額以下の金額で治療を始められます。
しかもインターネットで注文するので、誰かにクリニックへ通っていることを見られる心配もありません。
そのためか最近では、AGA治療薬を個人輸入する方が増えてきたように感じます。しかし個人輸入には、リスクがあることを忘れてはいけません。

偽造品が出回っている

個人輸入で良くあるのが「偽物が届く」 ということです。個人輸入されて届く医薬品は、もちろん海外で製造されたものが届きます。
ということは、日本で製造された医薬品とは違って製造過程が管理されていない危険性があるのです。

有効成分をまったく含まない商品が届いた例もあります。何も入っていない商品を売ってお金儲けをしようと企んでいる企業もあるのです。
飲んでも効かないとなると、いくら安い個人輸入とはいえ、お金がムダになってしまうでしょう。
個人輸入したお薬を飲んでも効果が出なかった場合、それが偽造品だからなのか、それとも単にお薬が合っていないだけなのかわからないのも恐いところです。

健康被害の恐れがある

個人輸入したお薬が効かないだけなら、まだ運が良いとも言えます。
なぜなら有効成分が入っていないだけでなく、体に害があるような成分が混ざっていることもあるからです。
健康被害に関しては厚生労働省からも注意喚起がされています。

日本のお薬は、安全性や有効性が確認されたものが販売されていますが、海外には日本と同等の検問期間のようなものがないため、どこで何の成分が混ざるかわかりません。

表示とは違う成分が入っていることもあれば、異物が混入する可能性もあるでしょう。
サプリメントとして売られていたのに、日本では医薬品として承認されている成分が入っていることも珍しくありません。

本来は腎臓や肝臓の機能に合わせて服用量を調節すべきお薬なのに、何の知識もなく買ったために体に負担をかけてしまい、副作用が出るケースもあります。

副作用が起きても救済制度が使えない

日本には医薬品副作用被害救済制度というものがあります。
お薬を添付文書に書かれている通りに正しく使ったにもかかわらず、入院を必要とする程度の副作用が起きた場合は、医療費などの給付を受けられる制度です。

しかし個人輸入したお薬で起きた副作用については、救済の対象外 となります。
そのため命に関わるような副作用が起きたとしても、すべて輸入した方の自己責任で治療を進めていくことになるのです。

個人輸入した医薬品で手足が麻痺したり、肝障害が起きたりした例も実際にあります。
また死亡例も出ていますので、安易に手を出すべきものではありません。

AGA治療薬は医療機関で処方してもらうのが1番

個人輸入薬の安さに惹かれてしまう方もいるでしょう。
しかし偽物が混ざっていたり、思わぬ健康被害が出たりする可能性が否定できません。
副作用による治療費でかえって高くついてしまうこともあるでしょう。

自分の健康を守るためにも、医療機関を受診した上でAGAの治療薬を処方してもらうのが1番です。
医療機関でもらったお薬に偽物が混ざることはまずありませんし、しっかりと管理の行き届いた場所で製造されたお薬が手に入ります。

まとめ

個人輸入は、処方箋がなくても自由に医薬品を買え、しかもかなり安価であることが特徴です。
しかしここで紹介したように、偽物がまざっている可能性がゼロではなく、ときに重大な健康被害を起こしてしまうこともあります。

髪の毛のために健康をないがしろにすることがないよう、きちんと医療機関を受診して治療薬を使いましょう。

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