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髪を太くする方法

とくに抜け毛が増えたわけではないのに、なんだか髪の毛のボリュームが気になる、とお悩みではありませんか?
髪の毛1本1本が細くなると、本数は同じでもボリュームが減って薄毛に見えてしまいます。少しでもボリュームを出したいのなら、太さを出すことがとても大切です。
今回はなぜ髪の毛が細くなってしまうのか、そしてどうすれば太く健康な髪の毛にできるのかを解説していきます。

平均的な髪の太さとは?太さのピークはいつ?

まずはどれくらいの太さがあったら平均的なのかを知っておきましょう。
日本人男性の髪の太さは平均でおよそ0.08mmです。太い方ですと0.1mm以上ある方もいらっしゃいます。
ただし髪の平均的な太さは、年齢によって大きく変わるので、年齢ごとの平均も見ておきましょう。

髪の太さのピークは15歳から24歳の間 で、およそ0.085mmです。20代後半に差し掛かるとどんどん太さが低下していき、30代では0.08mmを下回りはじめます。
40代後半には0.07mm、50代後半では0.065mmまで低下してしまうのです。
女性は35歳前後をピークとしてゆるやかに太さが低下していくのに対し、男性は20代前半でピークが来て、その後は急激に太さがなくなってしまいます。
だから「急に髪の毛に来たな」と感じる男性が多いのです。

なぜ髪は細くなるの?考えられる3つの原因

年齢とともに髪の毛が細くなることは避けられません。
これは男性でも女性でも同じです。しかしなぜ髪の毛は細くなってしまうのでしょうか。
いくつか理由をご紹介します。

老化現象

老化によってシワができたり腰が曲がったりするのと同じで、髪が細くなるのも老化現象の1つなのです。
どんなに高い化粧品やサプリメントを使っても肌老化は止められませんよね。
同じようにどんなに毛髪のケアを日々行っていったとしても、太さが低下するのを止めることとはできません。
老化によって私達の細胞は働きがどんどん低下していきます。若いときはすぐに治ったケガが治りづらくなったり、跡になりやすくなったりするのはこのためです。

老化とともに、髪の毛を作り出している毛母細胞も働きが落ちます。
すると髪を作る力や生産性が落ちるため、しっかり太さと長さのある髪を作り出すことが難しくなってしまうのです。
老化による太さの低下は残念ながら避けられません。

AGA(男性型脱毛症)

日本には男性の約3人に1人がAGAを発症していると言われています。
20代では約10人に1人、30代で約5人に1人、50代以降では半数近くの方がAGAとなるため、薄毛が見られたらまずはAGAを疑うことが一般的でしょう。
AGAとは男性ホルモンの働きが原因で脱毛や薄毛が見られる疾患です。ジヒドロテストステロンが毛髪の成長を妨げることで、髪の毛が正常に育たなくなってしまいます。

テストステロンからジヒドロテストステロンを作り出す5αリダクターゼ(5α還元酵素)の働きが活発な方、ジヒドロテストステロンが結合するアンドロゲンレセプターの感受性が高い方がAGAになりやすいです。
AGAは生活習慣や食生活よりも遺伝による影響が大きいため、なってしまったらしっかり治療を始めることが重要になります。

生まれつき細い方もいる

髪の太さは人によってまったく違います。生まれつきコシがあってしっかりとしている方もいれば、風が吹くとサラサラとなびくほど細い方もいるものです。
遺伝的な要因が考えられており、家族内で髪の毛が薄い人が複数人見られる場合があります。
生まれつき細い方が20代後半になると、さらに髪は細くなっていきます。
元から細かった髪の毛がそれ以上に細くなっていくため、髪のボリュームが気になってしまうことが多いでしょう。

どうすれば髪は太くできる?

太くて健康な髪があるだけで、薄毛になりにくくなり若々しさも保てます。
ちょっとしたことに気をつけるだけで細くなるのを予防できますので、日頃からの対策が大切です。
髪を太くする方法についてご紹介しますので、日々の生活に取り入れられそうなものから始めてみてください。

頭皮マッサージを行う

髪の健康と頭皮の血行のよさは大きく関係しています。
毛髪の成長に必要な栄養素は血液を通して運ばれているので、血の巡りが悪いと栄養素が運ばれにくくなってしまうのです。
頭皮マッサージは血行をよくするのに効果的ですので、ぜひ毎日の習慣にしてみてください。
また頭皮マッサージを毎日4分間、これを24週間続けることで髪の太さがアップ したという研究結果もあります。
0.003mmとごくわずかな太さアップではありますが、マッサージはお金をかけずに手軽にできるため、少しでも太くしたい方はやってみて損はないと考えられます。

参考資料:Standardized Scalp Massage Results in Increased Hair Thickness by Inducing Stretching Forces to Dermal Papilla Cells in the Subcutaneous Tissue.

たんぱく質を積極的に摂取する

髪の毛の成分のうち、約80%はたんぱく質です。このうち約70%がケラチンとなっています。
ケラチンは髪や皮膚を構成するたんぱく質の仲間です。髪の構成成分の大部分を占めるたんぱく質が不足してしまっては、健康な髪は育ちません。
材料が不足している状態では料理が作れないのと同じで、たんぱく質が不足している状態では太くてコシのある髪の毛は育たないのです。

日本人のたんぱく質摂取量は10年前と比べると明らかに減少傾向にあります。
1日で必要なたんぱく質の摂取推奨量は60gと言われていますので、積極的にたんぱく質を摂るようにしましょう。
たんぱく質が多く入っている食べ物としては鶏のささみ、牛もも肉、ゆで卵、納豆などがあります。鶏のささみは100gあたり23gのたんぱく質が含まれており、脂質も少ないのでとくにおすすめです。

育毛剤を使う

育毛剤は髪を健康に保つためのアイテムです。
まだ抜け毛が増えるほどまではいっていないけど、髪の健康が気になるという程度の方であれば育毛剤を使ってみるのもよいでしょう。
育毛剤には頭皮の血行をよくしたり炎症を抑えたりする成分が配合されていますので、健康な髪を育てるのに役立ちます。ただしすでに抜けている方が育毛剤を使っても、髪の毛は生えて来ませんので注意してください。
育毛剤はあくまでも髪の毛が育ちやすい環境を作るだけのものであり、生やすものではありません。

抜け毛も気になる方は医薬品で治療

年齢とともに髪が細くなっていくのとは違い、抜け毛の量が増えて薄毛になっている場合はAGAの可能性があります。
AGAは上でも触れたようにジヒドロテストステロンの影響で脱毛が進んでいく疾患のことです。
AGAの場合は、ジヒドロテストステロンの量を減らさない限り症状は治まりません。
テストステロンからジヒドロテストステロンを作り出す5αリダクターゼの働きを抑えるお薬が治療によく使われています。

AGA治療薬として有名なプロペシアやザガーロは、まさに5αリダクターゼを抑制するお薬です
。他にはミノキシジルが使われることもあります。AGAの方は、髪の毛が太く長く育っていく成長期がジヒドロテストステロンの影響で短くなっているのが特徴です。
ミノキシジルは成長期を元の長さに戻していく働きがあるため、プロペシアやザガーロと並んでよく使用されています。

まとめ

髪は年齢を重ねるごとにどうしても細くなってしまうものです。
男性では20代前半が髪の太さのピークであり、それ以降は急激に髪が細くなっていくのが特徴です。
細さが気になる方は、頭皮マッサージを取り入れたり食生活の見直しをしたりしましょう。
髪が細くなるだけでなく抜け毛の症状も出ている場合は、AGAの可能性もありますので、きちんとした治療を始めることが大切です。

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