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ミノキシジルの
効果と副作用について

ミノキシジル外用薬について

ミノキシジル外用薬について

薄毛治療における外用薬は、ミノキシジル外用薬が最も重要でゴールドスタンダードといっていい薬です。男性型脱毛症の方でも女性型脱毛症の方でも使うことができます。ミノキシジルはもともと降圧剤として開発が進められた薬ですが、それを飲んでいた患者に多毛が見られたことから、薄毛治療薬としての道が開かれました。内服薬としては副作用が多く、また頭髪だけでなく、ムダ毛まで濃くなるという副作用がありますので、降圧剤としても薄毛治療薬としても使用がストップされました。しかし外用薬としては副作用も少なく使いやすいことから付け薬としての認知が高まり、今や世界中で使われるようになっています。

ミノキシジルの効くメカニズム

ミノキシジル外用薬は毛包周囲の血流を改善させ、酸素および栄養状態を高めます。またミノキシジル外用薬はIGF、HGF、VEFG、FGF7という成長因子の産生を促進することで、毛乳頭細胞を活性化すると言われています。ミノキシジル外用薬は休毛気にある毛包を成長初期に導きますので、初期脱毛と言って一時的に抜け毛が増える場合があります。

ミノキシジルの効果

・AGAに対して
Elise A. Olsenらによると139名のAGAの患者がミノキシジル5%を48週間使用したところ、
・濃く生えてきた人の割合 2.2%
・中程度生えてきた人の割合 37.4%
・少しだけ生えてきた人の割合 22.3%
・変化なし 31.7%・AGAが進行した人の割合 5.0%
となります。
頭髪1cm2あたり、ベースから比べると
・8週で30本程度
・16週で35本程度
・32週で29本程度
・48週で18本程度増えています。
健常な人で、頭髪1cm2あたりの毛髪は180本~200程度と言われていますのでまずまずのデータと言えるでしょう。
ただし、ミノキシジルの外用薬だけであれば、いったん髪は生えてくるのですが32週くらいで息切れし、徐々に効果が薄れてくる印象(AGAの病勢に負けてくる印象があります)
・女性型脱毛の場合
Jacobsらによるとミノキシジル2%外用薬を使用し、44%の患者で増毛が見られたのに対し偽薬群では29%の増毛しか見られなかったと報告しています。
DeVillezらによるとミノキシジル外用薬を使用した群は
・まずまず改善 13%
・わずかに改善 50%
だったのに対し、偽薬群では
・まずまず改善 6%
・わずかに改善 33%
に過ぎなかったと報告しています。

ミノキシジル外用薬をお勧めの方

 ミノキシジルは上記の通り、高いエビデンスがあり、安全性も高い薬ですのです。ただしミノキシジル外用薬の効果(増える量、期間)には限界があるため、ミノキシジルだけで治療するというのはやや力不足です。軽症の方や予防をしたい方には良いでしょうが、中等度の以上の薄毛の人はフェイステリド、HARG療法などと併用するといいでしょう。

推奨する濃度

日本国内において男性型脱毛の場合は1%ミノキシジル外用薬と5%ミノキシジル外用薬との比較試験が行われ、5%の方が有意に発毛を増加させることが示されております。

女性型脱毛に対しては1、2、5%のミノキシジル使用で効果ありとのデータがありますが、5%では副作用が増える可能性が高く、女性は1、2%のどちらかにしておくと無難でしょう。日本国内においては1%のエビデンスしかないので、国内であれば1%を推奨されることが多いのですが、2%のものを使用しても構いません。
まとめるとミノキシジル外用薬は、男性では5%、女性は1%もしくは2%のものを使用することが推奨されています。
それ以上の濃度ものものオフラベルで使用されていることが多いのですが、かぶれのリスクが増えてしまいますので、特別な理由がなければ推奨濃度で治療するといいでしょう。

ミノキシジルについての注意点

AGAに関して、ミノキシジルは最もエビデンスレベルの高い治療法で、日本皮膚科学会のAGAガイドラインでも推奨度A(強く勧める)であります。


当院でも推奨している薬剤ですが、エビデンスレベルが高い=誰にでも効果があるというわけではないことに注意する必要があります。Elise A. Olsenらによると48週間使用しても変化なし、若しくはAGAが進行してしまった例は36.7%あります。またミノキシジルの外用薬の効果は使用後比較的早い段階(3~8ヶ月)でピークを迎えその後は減少する場合も多いです。

AGA(ハミルトン・ノーウッド分類度でⅡまで)や女性型脱毛症で症状が軽度な方はまずミノキシジル外用薬による治療を行ってもいいでしょう。
もし症状が中程度以上(ハミルトン・ノーウッド分類度でⅢ以上)の場合、ミノキシジル外用薬だけで十分改善させることはかなり難しいと思われます。

ミノキシジルについての注意点

(Michala Fiuraskova らによるPathobiology of androgenetic alopeciaより引用しました。)

そのため、当院では、ミノキシジル単剤による治療よりも、フィナステリドやHARG療法との併用治療をお勧めしております。

初期脱毛とは

ミノキシジル外用時に一時的に髪の毛が抜けることです。休毛期毛から初期成長毛包への移行を促進することからミノキシジルの使用初期(2週間~4週間)頃に抜け毛が増えます。例えていうならば、枯葉を一旦落として、新しい葉が生えてくるのを促すようなイメージです。
初期脱毛があっても心配する必要はなく、むしろミノキシジルへの反応が良好である証左ですので、治療が期待できるとも言えます。

その他のミノキシジルの副作用

5%のミノキシジルは副作用としては頭皮の接触皮膚炎(かぶれ)、脂漏性皮膚炎、かゆみ、熱さ、ふけ、毛嚢炎、ヒリヒリなどの局所的な刺激作用が6~14%報告されています。また、薬剤が顔に垂れてくることが原因だと思いますが、女性の顔の多毛が海外で報告されています。ミノキシジル外用薬は顔についたら服取るようにするといいでしょう。

刺激作用が強い場合は、2%もしくは1%に変更すれば刺激作用は減少するとことが多いです。ただ、5%ミノキシジルより頻度は低いとはいえ刺激反応が稀に心血管系の副作用が報告されていますが発生率にプラセボ(偽薬)をつけた人との有意差はなく、外用ミノキシジルの影響は考えにくいでしょう。ただし念の為、心血管系に重大な疾患を持つ方は注意した方がいいでしょう。

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